置塩泌尿器科クリニック

トイレが近くないですか？

• トイレが気になって旅行を楽しめない。
• 長時間の外出を避けている。
• 急にトイレに行きたくなり間に合わないかもとヒヤヒヤしたことがある。
• 夜、何度もトイレに起きてよく眠れない。
• 仕事中や会議中にすぐトイレに行きたくなる。
• 尿が漏れて恥ずかしい思いをした。
• 家事や電話中にすぐトイレに行きたくなる。

「トイレが近い」ことを「歳のせい」とあきらめていませんか？
でもそれは、過活動膀胱の可能性があります。

過活動膀胱とは・・・

「尿意切迫感を有し、通常これに頻尿及び夜間頻尿を伴い、切迫性尿失禁は伴うこともあれば伴わないこともある状態」と定義されています。簡単に言えば、膀胱が勝手に過剰に活動するため、頻尿や尿漏れがおきる病気です。
最近の調査では、40歳以上の男女の8人に1人、実に800万人以上の患者さんがいるということが分かりました。
しかし実際に病院に受診されている方は150万人程度で、多くの方が過活動膀胱に悩んでいるといわれています。

過活動膀胱チェックシート

トイレの回数が気になる方は合計点数を計算し、計算結果を確認して下さい。

あなたのチェック結果は？

尿の症状に不満や不安を抱えている方は、質問票をコピーして医師に相談してみましょう。
（男性の方は、前立腺肥大症や他の病気の可能性があります）

症状、診断

主な症状は尿意切迫感（我慢することができない強い尿意が急に生じること）、頻尿（日中８回以上、夜間１回以上が目安）、切迫性尿失禁（トイレに間に合わず漏れてしまう）などがあります。
的確な診断には、同様の症状を持つ細菌性膀胱炎、尿路結石、膀胱癌、前立腺癌などとの区別が必要となりますので専門医への受診をお勧めします。
診察にも使用される過活動膀胱症状質問票を掲載しましたのでチェックしてみて下さい。合計スコアが５点以上の方は一度受診してみて下さい。

治療

過活動膀胱の治療の中心は薬物療法になります。膀胱の活動に関係している「アセチルコリン」という物質の働きを弱めることで過剰な膀胱の活動を抑えます。最近では副作用も少なく、１日１回の服用で効果のある薬も開発されています。
その他にも「膀胱訓練」、「骨盤底筋肉体操」などで、昨日の弱った膀胱や骨盤底筋を鍛えることによって、症状が軽くなることもあります。
当院ではネオコントロールを使用した治療も行っております。（ネオコントロールに関しては尿失禁のページをご覧下さい）